2011年 6月 8日

私達の身の周りには、皮膚常在菌や腸内細菌などの「共生菌」がいて、私達を守ってくれています。しかし、最近の清潔志向の行き過ぎで、回虫はもちろん、身の回りの「共生菌」まで排除している状況が日本国内で見られる様になりました。この様な日本人の「超清潔志向」が、昨今のアレルギー疾患の増加という現象を引き起こすことになったと思われます。この「超清潔志向」は、これらアレルギー性疾患の多発を招いたばかりではなく、「共生菌」の排除が新しい感染症、病原性大腸菌O-111、157などを生み、また薬剤耐性の病院内感染菌の発生を促していったと思われます。そして、この「共生菌」の排除は、感染抵抗力の衰弱、「超清潔志向」は、細菌、ウイルスの進化にもつながったものと思われます。この様な傾向はもはや、人間が生物として生きる基礎さえ奪いかねない状況にあるのです。