「運動器」とは、骨・関節・筋肉などの身体を支えたり、動かしたりする組織・器官の総称です。
運動器疾患は、仕事や日常生活の動作、スポーツ活動を困難にして、生活の質を低下させる大きな一因となります。
「運動器リハビリテーション」とは、運動器疾患を持つ患者さん達に対して、理学療法士が個別に対応し、運動療法(ストレッチ、筋力強化、関節動作改善 など)や物理療法、装具療法、生活指導(ホームでの運動プログラム)などにて、身体機能を可能な限り改善することを目的とします。
それゆえ、運動器に障害を持つ人は、「運動器リハビリテーション」によって、日常性活の質の維持、向上のために重要な役割を担っています。
運動器に関する疾患
【一般整形外科】
肩・腰・膝などの痛みや運動器疾患で手術後など
例)変形性膝関節症、腰痛、五十肩など
【スポーツ障害】
スポーツによって起こる痛みや障害など
例)アキレス腱炎、腰痛、膝痛など
【ロコモティブシンドローム(運動器不安定症候群)】
高齢や運動器疾患による足腰の衰え、バランスや体力の低下など
運動器リハビリの流れ
全身の評価:痛みの出た原因や動作を評価します。
運動処方:評価結果から、その患者さんに適合する運動を処方します。
再評価:痛みや身体の変化を再評価します。